ドライブレコーダーを選ぶ際、知っておくべき用語のまとめ。
この事柄の意味を知らずして製品別の性能を比較するのは不可能。ひとつひとつしっかりと理解しておく必要がある。
目次・
画角・
フレームレート・
WDRとHDR画角
画角(がかく)はドライブレコーダーが録画できる範囲を角度で示したもの。この数値が大きいほど映すことが出来ない"死角"が少なくなる。
事故に遭った際に、撮影できる範囲が広いほどより多くの情報を記録する可能性が高くなるので、画角は広いほど安心できる。
画角には「水平画角」「垂直画角」「対角画角」があり、中でも横の撮影範囲を示している水平画角が最も重要。最低でも108°以上は必要で、予算的に可能であれば120°以上の機種を選びたい。
フレームレート
ドライブレコーダーが1秒間に撮影できるフレーム数。単位はfps(framaes pre second=フレーム毎秒)。
フレームとは動画の元となる静止画(コマ)のことで、例えば30fpsの場合、1秒間に30コマの静止画像で構成されている動画という意味になる。
点滅するライトの消えるタイミングに合わせて瞬きするとライトが消えて見える現象と同じ理屈で、LED信号機の点滅周期(※1)とドライブレコーダーのフレームレート周期が同期することで
「LED信号機無灯火現象」が発生する場合がある。
交通事故に遭った時の備えとしてドライブレコーダーを取り付けようとするならば、事故の瞬間の信号機の色が映らないものを取り付けるのは無意味。
LED信号機無灯火現象を防ぐためには
ドライブレコーダーの撮影周期がLED信号機の点滅周期の倍数にならないフレームレートの機種を選ぶ必要がある。
※1 LED信号機の点滅周期は、東日本=100回/秒、西日本=120回/秒WDRとHDR
WDR(ワイドダイナミックレンジ)とHDR(ハイダイナミックレンジ)はどちらも夜間の撮影や逆光での撮影でも鮮明な画像を録画する
画像補正機能。
明るい所と暗い所のコントラスト比が強い場所を撮影すると、白飛びや黒つぶれが発生して、何が映っているのかわからなくなるが、「WDR」「HDR」機能が備わっていればその様な状況でも画像を補正して記録してくれる。
ドライブレコーダーで撮影した映像を参考にしたい時、どのような交通状況であったのか、標識やナンバープレートの内容といった重要な情報が読み取れなければ意味がない。購入するドライブレコーダーを検討する際には
必ずWDRかHDRどちらかの画像補正機能が付いている機種を選ぶ。